ソメワケササクレヤモリ     
 
   

学名 Paroedura pictus
マダガスカルの広い範囲に生息する小型のヤモリ 

・・・詳しい解説や飼育方法は他の方に任せます
各自で検索して下さい


ここからは私の飼育している個体での感想です。
全てのソメワケが同じ性質とは限りませんので、鵜呑みにしないで下さい。

基本的にヤモリ界のハムスター的存在です。
これは良い意味でも悪い意味でもあります。
良い点は『丈夫』『入手が楽』『飼育情報が豊富』『多産』・・・etc
悪い点は『丈夫』『入手が楽』『飼育情報が豊富』『多産』・・・etc
って、見事に表裏一体ですね(汗)
『丈夫』な事が管理の手抜きに走らせてしてしまい、『入手が楽』ゆえに軽視されます。
また、『飼育情報が豊富』なために、ある種の固定観念を植えつけてしまいます。
『多産』は最初の感動が維持されにくく、気が付くと無理な産卵で雌を弱らせてしまいます。
それら全てを統括すると「ハムスター的ヤモリ」が理解して頂けるかと思います。
ここで言っておきますが、決してハムスターを軽視している訳ではありませんからね(汗)
我が家にもペットの小型哺乳類がいますが、彼らは爬虫類と違った魅力が沢山あります。
ですから誤解なさらぬようお願いします。

前置きはこの辺にしまして、ソメワケの魅力を語ってみます。

まず、飼育するうえでのコストパフォーマンスに優れています。
実際には飼育ケージとシートヒーター、水入れ、以上の3点で飼えます。
シェルターや底砂等もあれば完璧ですが、ぶっちゃけ無くても飼えます。
ケージも100均の「食パン保存ケース」等で生涯飼育可能ですね。
ただし、あくまでも『飼える』だけで、上記の3点では正直「飼う」ではなく「生かしておく」だけです。
言うならば、ショップでキープしているのと同じ状態です。
生物を飼う事がエゴという考えの元では同じ事ですが、やはり快適な環境を用意したいものです。
ですから、飼育者は出来る限りの飼育環境をセットしましょう。

次にカラーバリエーションの豊富さがあげられます。
レオパほど有名ではありませんが、ソメワケにも沢山のカラーが存在します。
有名どころでは・・・
ザンティック、アザンティック、コーラル(暫定名)、レッド、タンジェリン、ホワイト、・・・etc
これらにストライプとバンドの基本柄や、スリーストライプやジャングルが組み合わされますので
軽く考えただけでも6×4=24種類です。
上記組み合わせの中には表現不可能な柄もありえますが、それを除いても多彩な種だと思います。
別の考え方をすると、今ならまだ新色を作り出せる可能性を秘めているのです。

そして、上記の「新色作出」に拍車を掛けるのが『繁殖サイクルの短さ』です。
早い個体ではハッチ(孵化)後3ヶ月で卵を産み出します。
さすがにハッチ3ヶ月で交尾→産卵は個体に無理が生じるので、簡単にはオススメしませんが・・・。
十分に栄養を取らせた個体では、ハッチ後6ヶ月でも健康な卵を産ませる事が可能です。
「新色?私には無理無理」と考えている方こそ、意外に固定できてしまうかもしれません。
         


         1匹どうですか?あなたの飼育スペースに空きがあれば導入しない手は無いですよ♪ 



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