ボールパイソン

  

 
             学名 Python regius
            アフリカ大陸西部から中央にかけて広く分布

            ・・・詳しい解説や飼育方法は他の方に任せます
            各自で検索して下さい



ここからは私の飼育している個体での感想です。
全てのボールパイソンが同じ性質とは限りませんので、鵜呑みにしないで下さい。


有名過ぎるほど有名なニシキヘビです。
もはや「ニシキヘビ=ボールパイソン」と呼んでも過言ではありません。
・・・ちょっと言いきり過ぎですが。
まぁ、それほど日本でもメジャーな蛇です。

毎年5月、及び8月になると、国内の爬虫類ショップでもベビーサイズの個体が盛んに入荷されます。
この微妙な時期のズレは、現地のファーム、及び国内ファームでの孵化タイミングのズレで生じます。
本来は冬季に交尾をして、春に卵を産み、初夏に合わせて孵化します。
しかし、生息地でもあるアフリカは日本とは逆の季節を示します。
なので日本の夏季は現地の冬に当たるわけです。
このことから、現地の夏に産まれたベビー達が数度の脱皮をして日本にくるのが、現地の秋口、つまり日本の春になるのです。
分かりにくいですが、たぶんそういう理由です。
もちろん8月に店頭をにぎわすのは純日本国内ハッチのベビー、つまり国内CBベビーです。

さて、詳しい飼育方法は冒頭でも書いたように、他の有名どころで調べて下さい。
ココではポイントを飼ってはいけない理由に絞ります。
いや、意地悪ではありませんよ。
私も数匹ボールを飼っていますが、ショップが口をそろえて言うような、簡単に飼える蛇ではないのです!
深く考えず安易に手を出すと、飼い主が苦労する事になり兼ねない蛇なのです。
しかし、つぶらな瞳のボールベビーに見つめられると、蛇嫌いの人でも案外コロっとやられます。
それほど彼らの姿は魅力的なのです。
ではでは、罪作りな彼等のポイントを挙げてみましょう。

・手のひらに乗せても暴れない。
・多彩なカラーバリエーション。
・比較的入手が楽。
・お手ごろ価格。
・みんな飼ってる。
・ニシキヘビを飼っているという醍醐味。


こんな感じですね。
まず最初「手のひらに乗せても暴れない」ですが、これは決して彼らが人間に馴れやすいワケではありません。
名前のとおり、彼らは手のひらに乗せると丸いボール状になります。
コロコロして微笑ましい姿です。
だがしかし、これはボールパイソンが臆病だからなのです。
人間に例えると、恐怖で体が固まり、頭隠して尻隠さずの状態です。
防衛本能ですね。
外敵に襲われても、めったに反撃することなく、ひたすら体を丸めて頭を隠します。
その姿がボールのように見える事からボールパイソンと呼ぶのです。
安易すぎて恥ずかしくなるネーミングセンスですね。

「多彩なカラーバリエーション」です。
これは個体のマイナスポイントではありませんが、ショップによっては紛らわしい名前を勝手に付けて高値で売ります。
有名なパターンでは「パステル風」やら「ゴースト風」等があります。
本物(?)のパステル血統やゴースト血統は、そこそこ見栄えのイイ個体だと10万円以下では入手すら出来ません。(2006年当時)
例えそれがベビーでも、その価格では厳しいです。
ですが、そこは商売ですから、ノーマル個体群の中からセレクトした、若干明るめの体色をしたボールを・・・。
まぁ、それが大人の社会です。
あくまで「○○風」と謳われている以上、誇大表示ではないですが紛らわしいのは事実です。
・・・それでも自分が気に入れば商用ネームなんて関係ないんですがね。

そして「比較的入手が楽」ですが、これは皆さんも御存知ですね。
最近はどこのショップに行ってもボールの姿を見る事が出来ます。
それほど日本国内で流通している種類の蛇です。
しかし、この「どこでも売っている」がクセモノなんです。
なんとなく「初心者向けのメジャーな蛇」的な雰囲気をかもし出しています。
ところが、実際は臆病な性格が災いして、なかなか飼育環境になじめず、悲惨な終焉を迎える個体が実に多いのです。
特によく聞くのが「餌を食べない」という話。
ボールは気難しい性格の個体が多く、実際餌をなかなか食べない個体がいます。
本当に高確率で拒食します。
「1週間前までは快調に食べていたのに、急に食べなくなった」と言っている飼育者、周りにいませんか?
原因は様々ですが、かなりの確率で間違った管理をしている場合があります。
その辺は有名サイトで勉強して下さい。
ハッキリ言って一筋縄では解決できない迷宮ですから・・・。

「お手ごろ価格」です。
最近は3000円台で販売しているお店もあります。
これはボールを飼う私としては複雑な心境です。
価格が下がると、確かに導入へと踏み切る飼い主が増えます。
それはボール飼育者の裾野を広げて、仲間を増やす恰好の機会です。
ですが、安価で流通する弊害として浮上するのが「粗末に扱う」という姿勢です。
「死んだらまた買えばイイ」「安かったから死んでも財布は痛くない」といった間違った考えかた。
もうやめましょうよ、そういう消費型飼育の姿勢は・・・。

で、「みんな飼ってる」に続きます。
入門蛇として捉われているボール、実際に多くの愛好家が飼育しています。
しかし、ごく稀なパターンを除き、ほとんどの飼育者がボールの食いムラに振り回されています。
せっかく解凍した冷凍マウスや冷凍ラットを、彼等は平気で無視する事があるのです。
そんな時、他にも同サイズの餌を捕食できる爬虫類がいれば問題ありませんが、唯一の蛇だとアウトです。
解凍した餌は無駄に処分するハメになります(再冷凍は賛否両論なので今回は触れません)。
そのロスを前向きに打開するには、2匹目、3匹目の蛇を導入する事です。
例え1匹目が食べ無くても、2匹目、3匹目の蛇がいれば、どこかで消費されるので無駄が出にくいのです。
気が付くと、自分の飼育スペースにヘビが増えていくという典型的なパターンですね。
2匹目、3匹目を導入する頃には、ある程度のボール飼育ノウハウを習得しています。
なので「実はさ、また買っちゃったよボール♪」と笑顔で発言します。
この飼育パターンが初心者には「ボールは飼いやすい」という間違った認識を生むのです。

最後は「ニシキヘビを飼っているという醍醐味」です。
これは・・・そのままです。
醍醐味だけではボール飼育を続けられません。
喰わない時は食わない、そのうち気が向けば食うだろう的な、飼育者にも神経の図太さを要求する蛇なのです。
だってね、ボールはニシキヘビですから、無関心な素人さんが聞くとドン引きする蛇ですから。
自分の飼育技術が向上するのを待っても、ボールは逃げたりしませんよ。
今一度、よく考えてから導入しましょう。
真剣に向き合ってこそ、初めて彼等の魅力を満喫できるのですから。
それがあなにとって、本当の意味でのボール飼育スタートです。

散々ボールに関するマイナスポイントを並べましたが、それだけでは終わりません。
これから先は、そんな愛すべき臆病者ボールパイソンの繁殖に関したポイントです。
正直、基本ポイントさえ抑えれば、ボールの繁殖は難しくありません。
問題は、その基本を簡単には抑えられない点なんですがね・・・。


  繁殖作戦 

  トラブル解決 





さりげなく我が家のパステルを載せたりして・・・。


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