新自作アイテムです。
なかば現実逃避の自作ですが、逃避理由は秘密です。
荒(すさ)んでいますが気にしないで下さい。
世間なんてそんなモンです。
いつだって正直者がバカを見るように出来ているんです。
・・・私は正直者ぢゃないですがね。
だから私は決めました。
今後は嘘と虚勢で武装して、世間の荒波に立ち向かいます!
・・・今までも嘘と虚勢でしたがね。
ええ、やさぐれますとも!
どんどんやさぐれます!
抜け道を見つけて、ガンガン近道します!
言い訳番長になって、ジャンジャン敵を煙に撒きます!
都合の悪いことは、バンバン無かった事にします!
見つからない違法行為は、ドシドシ取り入れます!
そんなこんなでニヤニヤの自作アイテムを製作した蔵です、こんばんは。
何がニヤニヤなのかは、最後まで読めば分かります。
なので、ココでは簡単な前置きでお茶を濁します。
思い起こせば1年と2ヶ月前。
にっくき家電法に真っ向から立ち向かった、自画自賛の称賛が雨のように浴びせられた自作孵卵器。
その紹介の最後の文章を覚えていますか?
覚えているワケないですね。
書いた私も忘れていましたから。
そこには、こう記されていました。
『Lv4、そして伝説へ・・・更なる進化を辿ります』と。
で、辿ってみようというのが今回の逃避・・・自作です。
作った物は、タイトル通り「孵化検知装置」です。
仕組みは難しいようで簡単ですが、やはり難しいです。
要は、作り手の腕に掛ってきます。
私は応用まで含めて4時間で作りました。
一端完成後に改良を加えたので、それがなければ正味3時間切りました。
とりあえず、作ってみないと価値が分からないと思います。
では、そろそろいきましょう!
「うほ!こりゃ便利!ベビー誕生検知器」製作手順スタート!
*間違った使い方をすると、諸刃ですが素敵な気分が味わえるかも知れません。
もちろん責任は取りませんよ。
まずは材料です。 めまいがするほど細かいパーツですね。 抵抗やらレギュレターやらコンデンサ、ダイオードにトランジスタもあります。 探せばキット化されていますので自力で探して下さい。 もちろん「孵化検知器」なんて商品名ではありませんよ。 あくまで応用しているだけです。 |
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で、サクサクとハンダ付けです。 ここでのポイントは背の低いパーツからハンダ付けする事です。 理由は・・・ハンダ付けすれば誰でも100%分かります。 一見複雑な作業ですが、キットを買えば細かく図解されています。 回路図が読めなくても、同封された写真と絵で製作可能ですよ。 ケンザンのような針の山に見えますね。 理由はニッパを紛失して探すのが面倒だから、とりあえず進めt(略 |
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はいハンダ付け終了。 案外簡単です。 ここまで大体1時間で作れます。 初心者でも3時間あれば作れると思います。 |
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読んでいる人は「ところで基盤の大きさは?」と思われている事でしょう。 で、恒例の100円ライターです。 「うぉ!ちっさ!」と思ったそこのアナタ! 写真で見る以上に小さいですから覚悟して下さい。 基盤の実寸は横7cm、縦5cmです。 |
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で、ハンダ付けが終わったらオペアンプの取り付けです。 写真の赤丸部分がオペアンプです。 取り付けと言っても、実際は指で乗せて押し込むだけです。 もちろん全てキットに含まれていますので、意味が分からなくても挿せばOK。 |
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とりあえず上記のハンダ作業が終われば全体の5割が終了です。 ここからは装置を入れるケースの製作です。 キットにはケースが含まれていません。 なので自作するしかないです。 もちろん基盤をムキ出しで男らしさを演出するのもアリですがね。 私は100均の文房具コーナー事務用クリップを買いました。 値段は激安の100円です。 |
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透明なケースが素敵なので、無骨なシールは剥がしましょう。 がしかし、焦って剥がすと失敗します。 ←こんなふうに。 憎いですね!いまどき剥がしにくいシールを貼る意図がつかめません。 携帯で買い物ができる時代に、跡の残るシールとは・・・。 時代錯誤の典型ですよ(株)ス○タさん! |
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で、何事も無かったかのように、シールが?がれたケースです。 オマケに付いてきたクリップは、間違っても捨てないように! てか、クリップはオマケじゃないですよ! ビックリマンシール目当ての毒々さんを見習って下さい。 彼は最後まで微妙な味のお菓子も食べてますから。 それが大人、それが社会通念です。 |
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クリップをこっそり処分したら、続いて穴あけ作業です(ヲイ!) 直径14mmの穴をあけましょう。 最初から木工用の大きなドリルの刃を使うと、ケースにヒビが入ります。 まずは小さな刃を使い、じょじょにサイズUPして下さい。 |
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穴が開いたらDCジャックの取り付けです。 通称「パネル取り付け用、2.1mm標準DCジャック」です。 電子パーツショップで1個30円~50円で売っています。 |
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穴に通す前に必ずナット状の留め具を外して下さい。 ちなみにこのナット、正式名称はリングナットです。 |
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で、穴に挿します。 若干きついぐらいがベストです。 しかし、無理に挿すとケースにヒビが入るので気をつけましょう。 |
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穴に無事挿せる事が確認出来たら、再び抜きます。 まだ固定するのは早いですよ! 外したDCジャックの後ろに配線をハンダ付けします。 3本の端子がありますが、写真を参考にして下さい。 ハンダ付けしたら熱収縮チューブで絶縁しましょう。 無ければ絶縁テープでもOKです。 |
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ここにきて、やっと穴に挿します。 挿入は、いつだって焦ると失敗するので気をつけましょう。 それが大人のルールです。 無事DCジャックを挿したら、内部からリングナットを締めます。 これ、忘れがちですから注意して下さい。 |
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さて、作業は大詰めです。 既に全体の7割が完成済みですよ。 複雑な作業を振り返り「俺すごくね?天才じゃね?」と天狗にならないで下さい。 まだまだ終わりじゃないですから。 ここにきて再び基盤が登場します。 先ほどハンダ付けしたキット付属のDCジャックを取り外して下さい。 そして外した場所にケースから伸びている配線をハンダ付けします。 |
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基盤を裏側から見た写真です。 参考にするほど美しいハンダではないですが、まぁ分かればOKかと。 「最初から付属のDCジャック付けなければOKじゃね?」 そんな声が聞こえてきそうですね。 しかし、そう簡単な話ではありません。 何事も経験が大切なのです。 ・・・決して私が先走ってミスしたから、皆も同じ苦しみを味わえばイイなんて思っていませんよ。 |
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さて、そんな遠回り(?)をしながらも、作業は8割完成です! ここまできたら少しぐらい天狗になってもイイでしょう。 よく頑張った! まだ終わってないけど、あとは簡単ですよ♪ |
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上で「あとは簡単ですよ♪」と書いておきながら、再びハンダ付けです。 世の中そう甘くないですから。 写真を参考にして、センサーに配線して下さい。 ←には映っていませんが、裏面まで配線を挿してハンダ付けするだけです。 |
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センサーに配線をハンダ付けしたら、反対の端を基盤にハンダ付けします。 もう嫌になるほどのハンダ付け作業ですが、これが正真正銘の最後です。 「いま思えば、案外ハンダもイイ奴だったよなぁ」と思えてきませんか? ・・・きませんね。 |
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キット購入時、パーツが梱包されていたビニールパックにセンサーを入れます。 理由は絶縁する為です。 「センサーをビニールで包んだら、センサーが反応しないんじゃね?」 そう思いがちですが、心配無用です。 その理由は最後に書きます。 |
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センサーを包んだら、おもむろにケースへ納めます。 このへんは適当に入れてOKです。 配線の長さによって向きを変えたりしながら入れて下さい。 |
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センサーをケース入れたら、その上に基盤を乗せます。 これも向きは適当です。 写真右端、基盤上にある赤い発行ダイオードが見えるように入れて下さい。 |
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で、最後に蓋をします。 | |
動作確認です。 ACアダプターをケースに取り付けたDCジャックに挿します。 このACアダプターですが、今回は比較的容易に準備できるはずです。 理由は5.5V~12Vの電圧なら何でもOKだから。 たぶん家の中で使わなくなった家電のACアダプターで、十分事足ります。 でも出来れば12Vがオススメです。 いや、深い意味はないですよ。 |
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で、挿す。 ハイ、完成。 |
どうでしたか?
激しくハードルが高いですか?
普段からハンダ付け作業に親しんでいない人には、若干・・・いや、かなり手ごわい印象ですかね?
しかし、作ってみると案外簡単なんですよ。
なんせキットに添付された説明書に、詳しい解説が付いていますから。
案ずるより生むが易しとは正にこのこと。
さぁ、皆さん!今こそ普段の堕落した印象を払拭するチャンスです!
周りの人間を圧倒する「電子工作」の分野に飛び込みましょう!
・・・なんて無茶を言ってみる“やさぐれ蔵”でした。
さて、製作手順はOKですが、肝心の仕組みです。
今回の自作アイテム、最大のポインツですね。
いったい全体、私が何を作ったのか・・・。
実はこれ、マイクロ波を使った動体検知システムなんです。
マイクロ波って何?と思われる方も多いでしょう。
なので今回は特別解説コーナーを設けました。
なんて素敵な蔵さんなんでしょう!もう自画自賛の極みです。
まずマイクロ波ですが、これは電波の中でも最も波長の短い電波です。
皆さんが普段使われている携帯電話、TV電波、電子レンジも広い意味ではマイクロ波です。
今回の自作でマイクロ波を選択した理由ですが、以下の特徴から選びました。
・温度変化に鈍感
・ワイドな検知エリア
・センサー部を隠匿可能
最初の温度変化に鈍感ですが、これは爬虫類飼育者にとって正にうってつけです。
少し頭のイイ人なら気が付くと思いますが、街中や住宅地の軒先で見かける焦電型赤外線センサー。
ホームセンターの防犯コーナーで特売しているアレです。
人が近付くと反応してライトが点く装置。
安い物では980円前後で購入可能ですね。
あの装置を流用すれば、簡易孵化センサーになりそうな気がしませんか?
卵からベビーが出た瞬間、ライトで知らせてくれそうです。
だがしかし、それは無理です!
なぜなら、爬虫類は環境温度依存の変温動物で、赤外線を出すのは恒温動物。
なのでベビーがハッチしてもセンサーは反応しません。
赤外線が出ていませんから。
仮に感度を上げても、ヒーターが作動する度に反応してしまいます。
なので爬虫類の孵化検知には焦電型赤外線センサーが使えないのです。
次にワイドな検知エリアです。
これは読んで字の如くです。
かなり頭のイイ人は「焦電型赤外線センサがダメなら超音波型のセンサー使えばよくね?」と思われがちです。
だがしかし、超音波型のセンサーでは、近距離の検知に難点があります。
私はあまり複雑な話が得意ではないのでココでは省きますが、パルス的な動きやスローな動きには向かない装置です。
なので超音波型のセンサーも爬虫類の孵化検知には向きません。
ちなみに、ハトやネズミ、ゴキブリを寄せ付けないという商品は、この超音波型の装置です。
最後がセンサー部を隠匿可能です。
これが今回最大の売りです。
今回の自作で使ったマイクロ波は、ガラス、樹脂、木材等、簡単に透過します。
なので、この自作検知器を孵卵器の外やガラス温室の外に設置しても、正確に内部の動きを監視します。
実際に試してみましたが、イエコのS~M程度のサイズでも、動けば一瞬で検知しましたよ。
しかも孵卵器から60cm以上離して設置しても余裕で検知しました。
これなら頻繁に孵卵器を開けて確認する際の内部温度変化を未然に防げます。
すごいぞマイクロ波!いかすぜ自作検知器!
マイクロ波検知器、唯一の難点は・・・コスト。
個人ユーザーが製作するにはコストの面で無理が生じていました。
だがしかし、ここにきて朗報です!
なんと今回使用したキット、驚きの2800円です!
悩んでいる場合ではないです。
なぁに、イザとなったら誰かが助けてくれますから、ここは思い切って作るしかないですよ!
いや、分かっていますよ。
正直初心者には無理です。
簡単には作れませんから。
「どうしても作りたいけど、俺、あたしには無理!」という声をヒシヒシと感じます。
なのでダメ押しです!
一度しか書きません。
現在、某国家権力が使用している某レーダー式速度測定機。
某ステルス式取締まり装置やら高速道路にある無人取締まり機、また白黒の車で遊撃してくる追尾型取締まり機。
あれ全部10.525GHzの周波数なんです。
カー用品店でも売っているレーダー探知機は、この周波数に反応して警告音を出します。
しかし・・・。
今回の自作アイテムは・・・。
普通に10.525GHzを発射しつづけます。
反応して警告するレーダー探知機とは、根本的に格が違います。
これを公道で発射すると・・・誤作動を招く恐れがあります。
正確な数値が読み取れなくなる恐れがあります。
某国家権力は困ります。
なので、絶対に屋外に持ち出してはいけません!
アレ?そういえば・・・自動車って確か12Vの電圧でしたね・・・。
偶然にも、今回の自作は自動車と同じDC12Vで動く装置。
いや、ダ、ダメですよ絶対。
間違ってもシガーライターから電源取って動かそうなんて考えないで下さい!