御無沙汰です。
最近すっかりHP内の更新をLINK関連だけにして、表面上は更新実績を作り、お茶を濁す汚い大人になりました。
だって社会人は日々妬みや厭味やシガラミを背負い生きる動物ですから、帰宅してからHPの更新作業をするなんて無理ってもんですよ。
だから久々の自作アイテム更新に期待されても、「うぉ!これすげぇぇぇ!」なんて物は全然作れません。
なので皆様、もっと寛大な心と優しい目で見守って下さい。
と、冒頭から言い訳モードで書き始めました蔵です、こんばんは。
先日良く行く爬虫類ショップの常連さんから「最近自作アイテム更新してないね、どうしたの?」と言われ、固まりました。
そーいえば『デジタル温度計(改)』から、カレコレ3ヶ月は何も作っていませんでしたね。
実際はデジタルで1%単位の制御が出来る湿度調節器やNEWケージなど、密かに作ったりしているんですよ。
ですが、全てmixiでUPしてます。
憎いですねmixi、やりきれないですよmixi。
見たかったらmixiにINするしかないですからね。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
さて、気を取り直して今回の自作です。
FANコントローラー、通称『ファンコン』を作ります。
製作のキッカケは2日前の夜でした。
「蔵さん、まだ早いですが、夏場の温度管理が心配なんですよ僕」
と、友人のT君に言われました。
彼は自作する自信がないので、市販の爬虫類用ファンを買う予定みたいです。
しかも彼は温室を2個使用して爬虫類を飼育しています。
温室2個分の空気を攪拌するファンって・・・どう考えても安くはないです。
そんな彼を、もちろんほっとけませんよ私は。
だからやります!今回のテーマはコレです!
「ぶきっちょ上等!小学生でも作れるけど2000円以内で4個のファンを動かすシステム」です(長っ!)
当然むずかしい改造は無しです!
使う工具も、ニッパかハサミがあればOKです!
ある意味インチキです。
ですが苦情は受け付けません。
それが蔵出しクオリティ♪
今回の自作アイテム製作費は総額1580円です。 激しく安いですね。 これならフトコロ事情が寂しいお父さんでも大丈夫です。 (各アイテムの価格は順を追って説明します) |
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メインのFANコントローラーです。 価格は580円でした。 今回はシルバーを買いましたが、ブラックもありました。 ちなみに今回使用したアイテムは全て秋葉原で購入しました。 |
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開封するとこんな感じです。 ピンクの100円ライターは、サイズ参考のために置きました。 どこまでも優しい蔵出しですね。 |
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このコントローラーで回転を制御します。 メタリック調で高級感が漂う気がしなくもないです。 (下に写っている配線類は基本的に使いません) |
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コントローラー部を上から見た写真です。 メカメカしいですが、実は簡単な仕組みです。 今回は難しい作業などありませんから、ビビる必要はありません。 |
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付属されている説明書です。 全て英語です。 まぁ、絵をみれば一目瞭然なので気にしないでOKです。 |
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で、風を送るファンです。 各1個200円でした。 秋葉原のジャンク街を漁れば100円でも買えます。 今回は3種類のサイズを揃えました。 青い100円ライターは、サイズ参考のために置きました。 痒いところに手が届く蔵出しですね。 |
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こんな感じで売ってます。 全部同じ商品と思いきや、案外掘り出し物が潜んでいます。 宝探しの要領で漁りましょう。 |
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最初の作業はファンの接続です。 基本的にコネクターが刺さる向きは決まっています。 無理しても入らないので間違いようがありません。 写真では手で持っているコネクターの下にでっぱりがあります。 これをコントローラー側の受け皿に沿わせて接続します。 左右を逆にすると入らないので安心して下さい。 |
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4個接続しました。 ファンのコネクターは白や黒、茶色とありますが、形は同じです。 もちろん「4個も要らねーよ!」って人は1〜3個でも大丈夫です。 ここで気付いた人も居ると思いますが、配線が短いです。 延長方法は過去の自作アイテムを参考にして下さい。 簡単に書くと、途中で切断して間にコードを足すだけです。 |
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電源部です。 これはパソコン用の電源です。 大きさは様々ですが、出来るだけ小さい物を探して下さい。 価格は100円でした。 今回はコードも付属されていましたが、無ければ同時に購入して下さい。 秋葉原だと1本100円もしません。へたしたら「ご自由にお取り下さい」です。 オレンジの100円ライターは、サイズ参考のために置きました。 さりげなく色を変えているあたりが憎い演出の蔵出しですね。 |
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今回唯一の難関です! 配線を2〜3cmほど切り、両サイドを剥きます。 ニッパかハサミで剥いて下さい。 配線はFANコンの箱にある物を使ってOKです。 東京都のライターはサイズ参考の(略) |
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で、上で切った配線を電源から出ている一番大きいコネクターに刺します。 写真を参考に間違えないように刺して下さい。 この作業の意味ですが、本来パソコンは本体にあるスイッチで起動します。 これをスイッチ無しで動かすため、常時ONにする改造です。 まぁ、改造と言っても配線を1本差し込むだけですがね。 |
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次に、電源から出ている平たいコネクターをFANコンに接続します。 このコネクターは赤・黒・黒・黄色の4本で構成されています。 これは世界基準なので必ず同じ配色です。 コネクターの向きも激しく山型なので間違えようがありません。 逆さま(左右逆)だとFANコンに刺さりません。 |
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最後に電源の背面にある穴に電源コードを挿します。 これまた形が決まっているので、間違えようがありません。 全て接続したら、電源コードの反対側を家のコンセントに挿しましょう。 これで完成です。 |
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完成した1580円の送風システム。 どうですか?実は9割がコネクターに繋ぐだけの作業です。 これなら小学生でも作れますね♪ |
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コントローラー部です。 ONにすると回転速度調節のボリューム周りがブルーに光ります。 ファンの回転速度調節は一般的な音量ボリュームと同じタイプです。 もちろん個別に調整できますよ。 |
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ブルーを際立たせるために、影を作って撮影してみました。 ちなみにチリトリで影を作っています。 さりげなく奇麗好きをアピールする辺りが憎いですね。 |
どうでしたか?
案外楽勝っぽくないですか?
実際に簡単ですので、暇な人は是非作ってみましょう。
暑い夏が来る直前にあせるより、今のうちに製作しておいたほうが安心できます。
もちろん冬季の温室内寒暖差解消攪拌用に使うのもアリですし、無駄な電気代の節約にもなります。
パーツの入手が困難な人はヤフオクのPCパーツで探せば若干割高ですが落札できます。
これで目標2000円以内の予算がクリアでき、且つ出来栄えも良さ気で言うこと無しです。
分からない事は蔵出しBBSか直接メールして下さい。
可能な範囲でお答えします。
くれぐれも2chなどで質問しないで下さい。
高レベルの自作愛好家には鼻で笑うようなアイテムなので・・・。