カリナータパシフィックボア 

           


             学名 Candoia carinata carinata
            ソロモン諸島やインドネシアにかけて広く分布

            ・・・詳しい解説や飼育方法は他の方に任せます
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ここからは私の飼育している個体での感想です。
全てのカリナータが同じ性質とは限りませんので、鵜呑みにしないで下さい。

名前からすると、なんとなく巨大なボア属の姿を想像してしまいそうです。
ですが、カリナータは最大でも60cmになれば大型と言われるほどミニマムです。
ミニマムなのに顔つきはボアコンを彷彿させる精悍さがあり、日本の住宅事情にも優しい蛇。
もちろん特定動物には指定されていないので、特に飼育許可は必要としない種。
カラーバリエーションが豊富で、「これが同じ蛇?」と驚くほど柄の違う個体も多い。
ちなみに飛んでくるような荒い個体は稀と言われるほど大人しい・・・てか、無頓着。

基本的には地上性に分類されているが、かなり樹上性の傾向が高い胎生の蛇。
床材には水苔等を敷き、比較的多湿な環境を維持しつつ、25℃〜27℃をキープしたほうがよさげ。
ケージには登り樹やらパイプ等を組み、蛇が巻きつける事が出来るようにしておく。
当然ですが、水入れを設置して蛇が完全に浸れる状態を作る。
要するに、蛇と聞いて思いつく一通りの環境を再現しておくのがベスト。
理由は見るたびに樹に巻きついているか、完全に苔に潜っていて、いまいち好みが謎だから。
あっ、これは我が家のカリナータでの話ですよ、念のため。

餌は基本ヤモリ食い。
自然界ではトカゲやらヤモリやら蛙を食べていると聞くが、実際に見たワケじゃないから知りません。
成体でもせいぜい60cmなので、餌の間隔は長めでOK。
と言っても、ショップで売っているトカゲやヤモリは栄養価が低いので、それなりの回数を与える。
最近は冷凍ヤモリなんて便利な餌もありますが、出来れば冷凍ピンクマウスに慣れさせたい。
1個(匹)当たりの栄養価が雲泥の差だから。
冷凍ピンクなら、2週間に1回でも十分飼えるローコストキープが可能ですよ。
慣れるまでは大変ですが、咥えさせてしまえば案外アッサリ飲み込んでくれます。
だがしかし、アッサリ飲ます行為と自分から食べるのは全然違います。
ピンクに餌付けるのは飼育者の腕の見せ所。
私ですか?私は最初からピンクに餌付いている個体を選んだ負け犬ですよ。



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