最近すっかり更新がなくなった蔵出しですが、皆さんお元気ですか?
私のほうはプライベートでバタバタでして、もうアップアップです。
まぁ、そんな話を聞きに来たワケじゃないでしょうから、さっさと本題に入ります。
今回は自作リフレクターです。日本語でいうと反射板かな?たぶん。
前回の自作孵卵器は小さな反響がありまして、私的には大満足でした。
問題は、話題をさらった後、次の自作アイテムに何を持ってくるかですね。
悩んだのですが、無い知恵は絞れませんし、かといって『お手軽流用アイテム』ではつまらないし・・・。
そこで登場させることにしたのが自作リフレクターです!
リフレクターと言ってもイロイロな物がありますが、簡単にいうと・・・電球に付けるただの傘ですよ傘。
使う電球にも寄りますが、集光型や散光型などの通称レフ球をバスキングorスポットにしている方は、意味無いかもしれません。
これらのレフ球は最初から光の照らされるエリアが決められているので、無駄に広がる事はありません。
ではナゼ作るのか・・・それはアレです、暇つぶし作ること自体に意義があるからです!
どーせ作るなら皆さんが気になるアイテムを試しつつ、より快適に使えることを目標にしますよ!
なんせココは蔵出しですから、もう馬車馬ですから、変態ですから・・・。
ということで、今回使う電球はズバリ『HID』!そう、あの紫外線が蛍光管タイプの数十倍照射されると言われるHIDです。
既に皆さんは御存知かと思いますが、HIDには素晴らしい光量の他に、すばらしい発熱をかもし出します。
真冬ならともかく、これから先の夏場には『マジあちーよぉ、てか使えねーよコレ』になること必至です。
ならばケージから離して使えばOKじゃね?って発想で自作してみますので、最後まで私を見捨てないで下さい。
まず材料です。 100均の『卓上コンロ』と『ボルトセット』 当然ですが各100円です。 |
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これまた100均の『ステンレスボール』 | |
またまた100均の延長コード 今回2番目に高価な160円の『E26型ソケット』です。 |
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まず最初に延長コードを切断します。 メス側は使わないので捨てて下さい。 |
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次にステンレスボールに穴を開けます。 中央はE26ソケットが入る大きさ、周りは適当に3つ開けて下さい。 |
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同じように卓上コンロにも穴を開けます。 TOPの3つは7個下の写真を参考に開けて下さい。 その周りはボールに開けた3つの穴に合わせて穴を開けます。 |
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TOPの穴に切断した延長コードを挿します。 | |
穴に通したら、先端を2cm程剥いておいて下さい。 | |
次にソケットを分解します。 矢印のネジを緩めると2つに分割されます。 |
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矢印のネジに先程剥いた延長コードの先を接続します。 配線同士が接触するとショートするので気をつけて下さい。 |
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接続出来たら卓上コンロにソケットを固定します。 矢印の穴に、ボルトセットから選んだ適当なネジで固定して下さい。 |
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反対側から見るとこんな感じです。 難しそうですが超簡単ですよ。 |
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卓上コンロとステンレスボールを合体します。 周りに開けた3つの穴は、この合体時に固定する穴でした。 |
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横から見るとこんな感じです。 うれしくなって、試しにHIDを付けてみました。 ここまで来たら完成は目前です。 余裕を見せるために、あえてここで休憩を入れましょう。 |
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一息ついたら作業再開です。 コレって、どこかで見たことありますね。 そうです、植木鉢を飾るスタンドです。 形や大きさに寄って異なりますが、数百円で入手できると思います。 |
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このフックは100均で買いました。 本当はS字でしたが、適当にねじって向きを変えてます。 |
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フックを植木鉢スタンドにぶら下げて、リフレクターを吊れば完成です。 | |
完成した『自作HIDスタンド』です。 てか、また名前が変わってますが気にしないで下さいな。 |
さて、使用した感想ですが、なかなかイイ感じでHIDから光が照射されています。
上の完成写真は、明るすぎて写真の色が飛ぶので補正しています。
画像に写っている水槽は60cmの標準型に、大きめのステンレス網で蓋をしています。
光源から距離があると紫外線は届きにくいのですが、それでもUVB8.0タイプの蛍光管よりは紫外線が届きますね。
ちなみに大きな声では言えませんが、よく聞く「メタハラにすると紫外線が大量に出て、フトアゴの発色が良くなる」これは間違いです。
フトアゴに限らず、砂漠地帯等に住むトカゲは紫外線量よりも光量に重点を置くと、案外簡単に発色自体は良くなります。
なので強い光を照射すれば、屋内でも日光浴をした時と同じように美しく発色します。
もし疑うのでしたら、飼っているフトアゴに家中の光源を集めて照射してみて下さい。驚くほどきれいな色に発色しますよ。
当然ですが、ただ光量を上げても実際に紫外線が足りないとビタミンD3の形成が不足しますので、たまに屋外で日光浴をしましょう。
どうですか?ここまで読んで気が付きましたか?
そうです、ぶっちゃけどんなに紫外線を照射するランプであっても、所詮は太陽に叶わないのです。
なので広告に書いてある「発色に差が出る!」とか「太陽光と同様」などは、話半分で聞いたほうが身のためです。
だからと言って紫外線灯が全く必要ないワケではないですから間違えないで下さい。
あくまでも『紫外線灯』は補助的なアイテムという事です。
これらを踏まえて、貴方はまだ寿命6ヶ月の蛍光管を使いますか?
HIDなら寿命が6000時間です。1日12時間の点灯でしたら1年と4ヶ月の寿命です。(メーカーでは2年間使用可能と謳ってます)
発熱がネックで導入を控えていた皆さん!
指を咥えて見ているだけでは、飼育環境は変わりません。
勇気を出して一歩前に踏み出しましょう!
えっ?私ですか?私はもちろん、この先も蛍光管を買い続けますよ。←バカ